ARSAT 30mm F3.5


ウクライナ製、6x6対角魚眼レンズ。

 KIEV 88CMが思っていたより使いやすそうなため、手持ちのペンタコンマウント用レンズをごそごそと取り出して、試写をしてみてる今日この頃。
P6用レンズの横綱はやはり、アルサット30mmF3.5フィッシュアイレンズだろうな。6x6判用フィッシュアイレンズは、ハッセル用にZeissが出していたが確か、100万円以上のお値段で素人さん向けではない。このレンズは新品で300ドルぐらい、中古だと程度の良い物でも100ドル〜200ドルぐらいで手に入る。以前に比べて、だいぶ供給が細っているようだが、e-bayで捜すとまだ何とか置いている店はあるようだ。(2007/12月現在)Kiev60につけても良いが、やはり88につけた方が格好いい。


 肝心なレンズ性能は、文句なしに良いと思う。かなりというか、すごく優秀と言っても良いだろう。ロシアの他工場製35ミリ用超広角は、今一解像力に不満があったがこのレンズの解像力は高い。6x6の正方形フォーマットと対角180度のフォーマットもまた相性が良い。構図の取り方によっては、あたかも超広角で撮影したかのように撮れるし、被写体にめいっぱい近寄ってディストーションを楽しむことももちろんできる。満開のさくらや紅葉を見上げるように撮影しても、水平線に近い地上物も同時に撮影できるので、まったく新しいアングルが生まれてくる。被写体に寄ったときは、焦点距離が30ミリあるのでバックはぼける、キチンとピント合わせが必要な魚眼レンズだ。カラーで撮影すると、発色はやや派手だ、明るくポップな感じが強調されるように感じる。

 


Zeiss Jena P6マウントレンズ リペア

 ごそごそと久しぶりにだしたZeissのP6マウントレンズ、Biometer F2.8 120mm、Zonnar F2.8 180mm共に、絞り羽根が固着して動かなくなってしまっている。オート絞り回りの故障が多いのは、Zeissの特長?Zeissの機械回りは伝統的にお粗末なところがあるな。レンズは優秀なだけにちょっともったいない。Zeissはレンズ、Leicaはボディー機械回りに一日の長があるな。今でもZeiss製の双眼鏡(カメラはZeiss製は無いモンねー、コシナ製はあるけど)とLeica製を比べると実に端的にその特長がわかって面白い。それでは、120mmからばらそう。

レンズマント側からは、素直にばらせる。左写真が、オート絞りの連動部分、バネの強さ調整、ピンの長さ調整ができる。右写真までばらしたら、絞りバネをアルコールで拭いて油を取る。

 絞り羽根の固着の原因は、注油された機械油が絞り羽根に回って起こる事が多い、Zeiss のオート絞りは細い弱いバネの力で動くのでこれは致命的、本来なら絞り羽根をばらして1枚ずつベンジンで洗うと良いのだが、分解組立がすごく面倒なので、軽傷な場合はある程度ばらしたところで、アルコールを含ませた綿棒で、絞り羽根を絞り値を変えながら丁寧に拭きあげることで解決できる。

180mmも右写真までマウント側からばらし、絞りバネにアクセスできる。これ以上ばらすのは、ちょっと難しい。

 


Fuji  PN 160 NS
写真はクリックで拡大します。

ARSAT P6 35mm F3.5
F11 1/250
解像度コントラスト共に高く、カラーの発色は派手。コントラストがややきつい気がするが光線の影響かな?現代的な描写で、まったく文句のつけようのないレンズだと思う。Zeiss のFlektogon 50mm F4とこのレンズはP6マウントカメラ持ってる人はぜひ手に入れたほうが良い。

ARSAT P6 35mm F3.5
F5.6 1/125

対角180度あるが、6x6なので焦点距離は30ミリ、そのためピント合わせにも気をつけないといけない。黄色〜赤系統の発色もやや派手な気がするが、まあ地味よりよろしい。300ドル以下でこの性能はすごいと思う。

 



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