Kiev 4AMを分解する・撮影する


概要
ContaxIIの正統な子孫KIEVの最終型。銘板は1984年製だが、ウクライナで2002年に分解黒塗装後、再組立。ほとんど新品といって良い状態で入手しました。標準レンズのHerios103/53/1.8は名玉Jupiter8の改良型でこれまたシャープな写りをする名玉です。しかし被写界深度が浅くピントの山がきりりと立つタイプで、微妙なピント合わせが必要です。KIEVの長い基線長が生かせるのですが、そのためには距離計がしっかり調整されていなくてはなりません。私の個体はほんの僅か距離計が前ピンでしたので調整することとしました。

1.距離計前カバーを外す
外から見えるマイナスネジ6本と、セルフタイマーのレンズマウントよりのグッタペルカの下に1本、計7本のネジをはずすと前カバーははずれます。それぞれのネジは長さが違うので戻すときに間違えないように注意!

距離計前カバーがはずれると、ファインダー/距離計ファインダー/ピントノブギアがむき出しになります。ファインダーの枠押さえ金具とカバーガラスをなくさないようにはずしておきます

3.距離計ファインダーの位置調整

写真左の距離計ファインダー枠を左右に動かすことで、距離計の微調整ができます。写真左下の写真中側2本の小さいネジはレンズ枠の固定ネジ、外側大きなネジは固定枠の穴が楕円になっており微妙に位置を調整できます。
カメラボディーを三脚等に固定して。ピント位置を無限遠にロックした状態で、ファインダーを覗きながらネジを押し引きして無限遠位置の2重像が合致するようにします。
実はここの構造が、イマイチよくわからないので、ネジの完全な調整方法は後日・・とりあえず今回は押し引きを繰り替えしているうちに最良点がつかめましたのでその位置で固定しました。

4.ピント確認装置
ジャンク一眼レフから取りだしたファインダースクリーンに、ルーペを取付たピント確認装置をフィルムレールの位置に押し当て、ピントを確認します。
レンズを取付て、レリーズでシャッターをバルブ にします。無限遠の風景にピントが合っていればOK、近距離もまず距離計でピントを合わせその状態でピント確認装置でもピントがくればOKです。

  光漏れ対策
実は撮影を進めているうちに、フィルムの端から光り漏れすることがわかった。裏ブタ周りをモルトで固めたが効果無く、いろいろ調べると、どーもスプロケットの隙間が怪しい。カメラをもう一段ばらしてみたらやはりファインダー室の遮光板が寸足らずで、光が漏れているらしい。ここもモルトで遮光しようやく光り漏れが無くなった。このスプロケット周りは、4AMから型が変更されているために起こったらしい。型が新しくなるにつれて、ダメになるソ連特有の病気。

 



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