LOMO Leningrad を分解する・調整する


概要
スプリング式モータードライブ、35-135実像式のファインダー、L39マウント。見栄えのするデザインと高級な仕上げ、発売当時ソ連で最も高価なカメラだっただけのことはある。機能はこのまま一回り小さくすればなかなか使いやすくなっただろうが、LOMO工場はその後は、2眼レフのLiubitelやら超有名なLOMO LC-Aなどしょーもないカメラ作りに徹して 、高級機は作らなかった。いや作れなかった?

1. スプリングモーター
スプリングモーターは、巻き上げ軸のカバーを外すとごらんのように強力なスプリングが見えます。このスプリングそのものがトラブルを起こすことは少ないのですが、シャッター機構そのものはZorkiなどと何ら変わらない構造で、自動巻き上げで酷使されてへたっていたり、ガバナーがへたっているものが多いようです。


2. 距離計ユニット
軍艦部をはずすと、距離計ユニットが見えます。このユニットはネジ止めされているだけで、ごっそりとボディーからはずすことができます。ぱっと見てすぐ解ったのは、このユニットはZeiss JenaのWerraに搭載されているものとそっくり、いやそのものズバリで、相当な東独の技術協力があったものと思われます。距離計ユニットなどは東独製かもしれません。

3.距離計を取り外したボディー上部
シャッターユニットは、Zorki等に使用されているものとほぼ同じもので 、明らかにソ連製。しかし軍艦部下の距離計周りの雰囲気は東独です。
4.距離計の調整
距離計の左右方向の調整は、隠しネジをはずした奥のユニットのネジを調整します。これが軍艦部がついたままの状態ですと無限遠位置では非常に調整しづらく、近距離位置にすると調整ネジの頭が見えますから、近距離位置でネジを回し、無限遠で確認することを繰り返して調整するのがポイントです。

 



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