Ferrania Lince 3


イタリア・フェラーニアの普及カメラ Lince3

 イタリアのカメラは高いんだよなー、欲しいんだけどなかなか手が出ない。しかしフェラーニア社は普及機ばかり作っていたメーカーなので、どれもお買い得な値段だ。フィルムが本業でカメラも作っていた、という日本では富士フイルムみたいな会社。 その中でちょっと高級な普及機という中途半端なのがLinceでこれはLince3。イタリアらしい他に無い独自デザイン、軍艦部をほとんどフラットに仕上げ突起物を徹底的に排除、全体に直線を基調としたモダンなデザインを狙ったもの。Lince3は軍艦部がグレーの物もあるらしいがこの個体は普通のシルバー梨地仕上げで、精密機械らしい落ち着いた配色になっている。


 せっかくの凝ったデザインなんだけど・・・うーん何かに似ている。レンズ台座がつぎはぎっぽいからそう見えるのか?フランケンシュタインに似ている・・・。他のオーナーさんのサイトにも同じ印象が書いてあったのを見たからそういう印象は共通なんだろうな。
  さて、カメラとしてのカタログ性能は、目測式の逆ガリレオアルバタフレームファインダー、レンズは3枚玉SteinheilのCassar 45mm F2.8ふむドイツ製である。シャッターはVERO B 1/30〜1/250。レンズがドイツ製というところがちょっと高級感を出してはいるが、きわめてシンプルな構成。
 プレス部品、蝶番式裏ブタなどで軽量化が進められていて、持った感じはとっても軽い。このカメラに富士フイルムを入れると、日独伊三国同盟カメラとなり少々危ない。靖国神社あたりが撮影地としてはふさわしくなる。他に、三国同盟になるカメラはあまり無いので貴重かも知れない。全体的には、普及カメラらしくすかすかした操作感で、シグネット辺りに似てるかな?そういえばシグネットもフィルムメーカーのカメラだな。フィルムをたくさん売るためのカメラはどこも似たようになるのかも知れない。テスト撮影後に判明したのだが、フィルムが浮き上がってみんな後ピン!うーんそういうところもシグネットと同じ!

<巻きもどしノブ近くにひっそりとMADE IN ITALYの刻印がある。
>トンネル式だけど、フィルムは安定しないから、常に巻き戻してテンションをかけておかないとピンぼけだらけになります。

<フィルムは、フェラーニアカラーをどうぞ!
>シュタインハイルのカッサーは、可もなく不可もなく記念撮影なら十分というところか?コーティングはあるけど逆光には弱い。

 


特に不調な部分はありません。

 単純な構造のせいか?特にメンテナンスを受けた気配は無いんだけど、まったく不調な部分はありません。シャッターも絞りも快調そのもの。モルトプレーンも使用していないので、劣化による光漏れもなく快調!イタリアカメラは、ドイツ製ほどじゃないけど機械的にも十分な水準だと思う。普及カメラでもアメリカ製よりはずっと上だな。デザイン優先でちょっと変だけど、好きだなーイタリアカメラ。

 


 

 テスト撮影はしたんだけど、フィルムの浮き上がりで全コマピンぼけ!現在再テスト中です。

 



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