Richo Flex Super リコー フレックス スーパー

 

   

概要
日本の2眼レフブームの主役Richo Flexを、ゴミ箱から生還させるべく、分解再生。ネームプレートが欠損しているので、正確な型番がわからない。いろいろ調べたのだが、どーも仕様があわない。輸出用のスーパーがもっとも近い仕様なのだが??そんな物が埼玉のゴミ捨て場になぜ?

1.手術台上のリコーフレックス

 

2.レンズボード止めネジ上下4本のネジをとる。

 

3.レンズボードがあっさりはずれます
4.ファインダー用ミラー
5.レンズとシャッターユニットは、ボード裏のカニ目金具をゆるめて取り外す。
6.写真ではよくわからないかもしれないが、ゴミ箱から救出された物だけに、ぼろぼろ、シャッターもヘリコイドもまったく動かず、各所にサビ、カビが出ている。手術の方針としては、まずはレンズ周りの分解修理で、シャッター、ヘリコイドを再生するレンズ ボードは、ねじ4本で簡単にはずれ、アクセスしやすい。

 

7.シャッターユニットからレンズをはずす。

8.シャッター速度飾り環押さえをはずす。

9.シャッターユニット
10.シャッター羽に注射器で、ライターオイルを垂らす

11.はずした撮影レンズ前玉を清掃する。

12.まったく動かないシャッターは、シャッターユニットの一部に極少量注油、シャッターバネにライターオイルを垂らし、動きを良くする。これで 一応シャッターは動くようになった。 撮影レンズの最前面のレンズは拭き傷があるが通常のクリーニングでかなり綺麗になる。 後群 2枚は カニ目でゆるめて分離、カビ汚れひどく、しばらく中性洗剤溶液に浸す。
このカメラのシャッターは、B、1/10、1/25、1/50 、1/100、1/300セルフタイマー付き、5枚羽根シャッター。飾り環にRIKENの銘があるが自社製ではないらしい。

 

13.後群を分解

14.中性洗剤溶液に浸す
16.撮影レンズ再組み立て

17.
ファインダーレンズの清掃、撮影レンズと同様ばらして清掃。ヘリコイド部など金属部品はばらした物を、ライターオイルにつけて汚れ、古いグリスなどを完全に落とす。その後少量のシリコーングリスを つけて再組み立て。

18.ファインダーレンズの汚れ

19.ファインダーレンズもばらす

19.ヘリコイドは洗浄後グリスアップ

20.再組み立て

21.ボディー部の再生
完全にばらし、ボディーのグッタペルカも張り替える。また塗装の劣化した部分は再塗装する。
ファインダーミラーは劣化が激しく交換の必要があるが、市販のカットできるミラーを利用すればいい。(まだやっていない)
22.ボディー部の再生
23.ばらした金属部品は、ライターオイルで洗う。
24.サビはルーターなどで丁寧に落とす。
25.ボディーのグッタペルカをはがす。
26.ファインダーも完全に部品に分解し、サビ汚れを落とす。
塗装
レンズボードメッキ部や、巻き上げノブメッキ部など、錆のきているメッキ部は丁寧に錆を落とし、亜鉛メッキ補修塗料というもので塗装してみた。金属光沢に近い色で、結果はまあまあ
黒塗装部は、アクリルウレタン系の2液混合塗料を使用してみた。イサム塗料からエアーウレタンという商品名で販売されている。これは非常に強い、ラッカーやエナメルとは比較にならない強い皮膜ができ、焼きつけ塗料並みの塗装ができる。結果は上々。
黒塗装部は痛みが激しく、バラバラにして錆をおとしたが、手間がかかった。電動ルーターでさび落としをしたが、塗装面ごと、剥離剤で剥離した方が早かったかも、
27.エアーウレタン塗料
28.塗装した部品は、ゆっくり24時間以上乾燥。
29.グッタペルカの張り替えのために、ボディーの型紙を採る。イメージ一新のため擬皮の色を灰色にする。
30.各部の型紙を作る
31.塗装済のボディーに皮を張る
32.洗浄したファインダー部品を組み込む
33.レンズの無限遠調整
34.完成
シャッター分解・清掃・調整

 



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