SMCタクマー 24mmF3.5


偉大なる普及機SPFと24mm超広角レンズ

 最初に買ってもらったカメラは、アサヒ・ペンタックスSPだった。今考えると良いカメラだったと思う、ともかくいろんな物を撮った。3年ほど酷使したが、カタログスペックに負けてキャノンFTbに乗り換えた。それで良い写真が撮れるようになったかどうかは、これをお読みの方には十分おわかりのことと思う。大好きな森山大道さんが、ペンタックス使いなのは後から知った。まあ、カメラのメカにこだわるようなカメラマンは、XXでしょう。ましてやクラシックカメラなんぞ・・、だからT中T徳さんの写真は、XXでしょう?しかし、20年ほど離れていた写真に引き戻してくれたのは、クラシックカメラだからT中さんには感謝しなくてはいけないな?。


 メカニズム欲・ブランド欲・コレクター欲に取りつかれた人には、あまり選ばれないブランドだよなー。地味でたくさんあってメカ的にも、デザイン的にも冒険してなくてこれと言った特長もない。でもなー、使ってみるとちょっとファインダーが暗いけど、こんなに馴染む機械は他にないな。特に一眼レフで育った世代だから、レンジファインダーのファインダーはどうしても違和感がある。撮っていて感覚が狂う、スナップだって圧倒的に一眼レフの方がしやすいと思うよ。まじめにフィルムで写真を撮りたい人は、ライカじゃなくてペンタックス買った方がいいと思うんだけどなー、ともかく撮影していて安心感がある。

 前置きが長くなってしまったが、と言うわけで、今回はペンタックスのロングセラー一眼SPの後継機SPFである。開放測光ピン付きのレンズに対応した、M42ねじ込みマウントは世界の名レンズも使える。ファインダーはSPのまま、というか測光回りの電機、メカ以外は99%SPのまま。もっと詳しく言うと、SPで使われたダイキャストは、その後のES/SPF/ESII/SPIIにも使用される、さらにその後のKマウントカメラKMやKXも多分同じダイキャストなのだ。というのは、KMにSPの軍艦部カバーがぴったりはまってしまう。これを確かめたときはちょっとびっくり。香港製K1000にもSPの軍艦部はぴったりと取りついてしまった。

 ダイキャストの型は非常に高価なので、おいそれと変えるわけに行かない。しかしおよそ30年も生産されたと言うことは、それだけメカ的に安定した機械だったのだろう。
 レンズは、以前に外箱付きで手に入れたタクマー24ミリ、これは専用角形フードをつけるとなかなか押し出しが効いて良い感じだ。このレンズと、21mmはどちらかというと、地味な印象のタクマーレンズの中では、描写も外観もなかなか強い印象がある。昔手に入れることなく終わった、ペンタックスの超広角レンズの性能はどんなものなのだろう?じっくり試写をしてみた。

 


無限遠の指標

  SPFのボディーも、レンズも快調で特に問題なく撮影できる。ボディーの軍艦部ペンタプリズム部は過去にばらして清掃だけしてある。SPシリーズは、ファインダーが暗いのが難点だが、ファンダースクリーンがコンデンサーレンズ一体型で、他の物に取り替えるのが難しい。タクマーの24mmは、過去にバラされたことがあるらしく(多分カビ清掃だろう)それもプロではないのか、無限遠の指標があっていない、レンズが無限遠を通り過ぎて繰り込まれてしまう。ネジ込み位置は、再現がやっかいなのと試写の結果は良好なので、今回は修理はしなかった。

 


Fuji スーペリア100 
写真はクリックで拡大します。

 無限遠のピントもいい、周辺はちょっと怪しいが良い描写。コントラストもガチガチじゃない。
 細かい枝の描写も、特に問題なし。素直な描写だと思う。このころから一眼レフで世界を席巻し始める。
 ついでに、SMCT50mmf1.8も撮ってみた
 バックのぼけはどうでしょう?

 



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