Kodak Signet35 を分解する・撮影する


概要
1951-1958普及機として、米Kodakから発売されたSignet35は、コンパクトなボディーに優秀なエクターレンズの組合せで、米国を代表する35mmカメラ。米国で安価に(多分50ドルぐらい)入手できますが、その手の物は長く使用されておらず必ず手入れが必要です。ファインダー周りの掃除はドライバーだけでカバーがはずれるので簡単にできますが、レンズ周りはちょっとこつがいります。

1.レンズ前群をはずす
レンズの前群セルはねじ込まれています。これをはずすことでシャッターリング兼カバーを外して、シャッター機構にアクセスすることができるようになります。この前群セルはシャッターリングの脱落防止も兼ねているのでかなりきつく締め込まれています。セル周りにゴムラバーを巻き付けて(摩擦係数が上がるよ)、さらに水道管用のラバー付き大型レンチでぐいぐいと反時計回りにねじって緩めます。


2.シャッター板をはずす
前群セルがはずれると、シャッターダイヤルも同時にはずれます。シャッターの速度指標をはずすとシャッターのメカが見えます。シャッターが粘っている個体の場合は、シャッターバネに一滴ライターオイルを垂らす。絞りはシャッターの奥にあるので、バルブにして粘っている時は綿棒で空拭きします。

3.シャッターレンズユニットをはずす
上記の方法でだめな場合は、レンズユニットをばらして、調整しましょう。レンズユニットは、カメラボディーのフィルム室側から見ると、リングネジで固定されています。これをカニメ工具でゆるめるとレンズユニットがごっそりはずれます。

4.フィルム圧板
最終モデル以外は、フィルム圧板がぴかぴかの銀色です。カラーポジなどでは影響があるようですから、黒く塗りましょう。
フィルムが構造上浮きやすいらしく、そのため、片ボケ、ピントはずしがそのままだと発生しやすいようです。撮影前に巻き上げノブを回してフィルムのたわみをなくすなどの対策が必要です。
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