Yashica-44  チャコールグレー


初代のチャコールグレーボディー、Yashica44は、ボディー色を7色そろえたことでも有名。

Yashica 44を詳細に調べてみると、初代の初期モデルはシルバーグレーのみで、アクセサリーシューが無く、ストラップの形状が異なる。このHPで以前に紹介したのは初期モデル。今回は7色(チャコールグレー・シルバーグレー・パステルブルー・ラヴェンダー・ゴールデンブラウン・ローズブラウン・バンガーディ・計7色)用意されたという初代後期モデル。色はチャコールグレーという、少し濃いめのグレー。以前捜したネット上の資料では8色になっていた、旧名八州光学だからという思いこみ?色の種類も間違っていて、入手した1958年のアサヒカメラ広告で確認。きちんとした資料で裏付けを取ることの重要性を認識。


ネットで今まで見かけた色は、チャコールグレー・シルバーグレー・パステルブルー・ラヴェンダー・ローズブラウン・44Aは黒も見かけた。このチャコールグレーは、アメリカからの帰国組、あまり使用されずにしまい込まれたのか、傷へこみ皆無、しかも金属キャップ、純正ケース付、送料込みで50ドルほどで日本に帰国した。本当によい状態で来たが、まあしまい込まれていたためにシャッターがオイルの劣化で動かないのはしょうがない。これは、楽しく修理させていただくこととする。

右は、アサヒカメラ1958年10月号広告より、ヤシカと東京光学(販社・大沢商会)の広告。ヤシカは7色で新発売とうたっているので、初代初期モデルにはカラーバリエーションが無かったのだろう。対抗機プリモJr. はこの年の秋発売されたばかりで、広告位置も目次裏見開きという力の入れようで、この号では最も高い広告費を支払ったであろう事と推測される。(右の広告、それぞれクリックで拡大します。)

 


シャッターが粘って動かない。

スローガバナーが粘ってシャッターが動かない以外は、ほとんど使用した形跡がわからない。長年しまい込まれた汚れを落とせば新品同様。最大の問題は、貼り革が劣化硬化していてリペアーのためにはがそうとすると、ぽろぽろと崩れるようにはがれ落ちる。この色の革は手に入らないので、張り替えも不可、いたしかたなく隠しネジのあるところだけを部分的にはがして、組み上げ時はパズルのようにはがれ落ちた革を貼り直した。シャッターが動かないので、前部カバーをはずして、シャッターユニットにアクセスする必要がある。

部分的に革をはがして、隠しネジをはずして、前部カバーをはずす。この辺はリコーをのぞきどの44二眼レフも似たような構造。ローライのまねだから?

シャッターは、COPAL-SV B〜1/500 X、M接点、セルフ付。当時としては最新型のシャッター。スローガバナーが粘って不調なようなので、レンズもはずして、シャッターダイヤルもはずしてみる。

スローガバナーを取り出しベンジン浴させて、古いオイルを完全に落とす。幸いシャッター羽根に油は回っておらず固着もない。スローガバナーの洗浄のみで、元気よくシャッターは、動き出す。

レンズ回り、ミラー、ファインダーを分解して洗浄再組み上げして完了。ピントの繰り出しは使い込まれていないせいか?、前期型より、かなりスムーズ。

 


マコクローム/マコカラー  ASA100/200
ヤシコール 60mmf3.5  f3.5〜f8

道志川のカッパ 
なかなか良いピントです。
山中湖 
奈良原一高先生お元気でしょうか?
 
ハウステンボス
どこの国?観光客も日本語話してないよ。
*サンプル画像をクリックすると大きな画像を見ることができます。
色は変わっても、トリプレットのヤシコールは相変わらず優秀、巻き上げ方式と相まってピントはシャープ。本家(ローライ)のレンズが不出来な分、ローライが訴えたくなる気持ちもわかる。結局ヤシカも訴えられて、あわてて和解し機能的に後退した44Aと斬新すぎる44LNを発表するが、最初から色を似せなければ文句は言われなかっただろうに。実力のあるカメラで、内部はむしろ独創的なだけに惜しい。

 



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