Exa 1c / Pentacon 29mm f2.8


最後のExactaの末裔 Exa 1c

 ソ連製カメラを購入したがあこが悪い、ここが悪いで、売っちまったとかいうHPを見た、で、その人の持ってるカメラは、ニコンのSシリーズとかLeica Mとか。うーん、全世界のカメラの97%を楽しめないかわいそうな人だな。その97%の中の一台Exaは、エキザクタの末裔、最後のExaがこの機種1c、Exaなんだけど、マウントはM42スクリューで、多分すでに絶滅しかけていたエキザクタマウントレンズはあきらめて、流通量の多いM42マウントにしたのだろう。ほとんどExa IIaそのままのボディーだが、スクリューマウントにした違和感はほとんど無く、すっきりとデザインはまとまっている。


80年代になっても、ウエストレベルファインダーに、左前面のシャッターは変更無いが、さすがにボディーの部材はプラスチックと薄い圧板に変更されて、大幅に軽量化している。ブラックのボディーと丸っこいデザインは、なかなかおしゃれにも見える。同じボディーでもお化粧次第で印象はかなり変わるものだ。しかし、ボディーは部材を大幅に変更しただけで、マウント以外まったく設計変更はしていない。しかも、Exa500で採用された縦走り布幕フォーカルプレーンは、採用されず先祖返りのミラーシャッターに戻ってしまった。シャッターの位置もレンズ側にシャッターのないM42だが、相変わらず左にある。

まあ、多分普及機として販売された機種だろうから、多くは望めないのだが、これでフォーカルプレーンだったらもう少し使えたかもしれない。Exaお得意のミラーシャッターは、高速が出せないという欠陥があり、フィルム感度の高くなったこのころでも最高速が1/175という、とほほ・シャッターでついでに1/175は、安定せずムラが出る。丸っこいボディーは手に馴染み持ちやすいのだが、左シャッターボタン、ピンの悪いウエストレベルファインダーはいけない。機械的には、完成されているのでソ連製のように直せば使えるようになるわけではないところが悲しい。試写の結果では高速はコマの上下にムラと光漏れが出てしまった。

<ころっとしたボディーは握りやすい


>M42マウントで、オート絞りなので、いろいろなレンズが使える。

本来の付属レンズは、メイヤーの50mm f2.8かテッサーだっただろうと思うが、Exaと同時に入手したペンタコンブランドの29mmF2.8レンズを使用してみた。コーティングはツァイス似のマルチコートだが、このころになるとレンズの刻印は印刷で、何とも安っぽい。ヘリコイド、絞りなど機械部分は上々の出来で、レンズ内のつや消し等も上等。試写の結果は下記Photoのコーナーをご覧いただきたい。外観にそぐわず、使える広角レンズで、特に周辺減光がほとんど感じられなかった。描写も優秀だ。これは安く流通しているから、M42マニアは1本持っていて損はない。

 


高速シャッターの露出ムラ

試写をしてみると、高速?シャッター1/125秒と1/175秒は、残念ながら完全には使えない。フィルム下部に露出ムラが出る。ミラーの速度が追いつかないんだろうな。友人のExaも同じような事になるので、まあこれはこの機種の特性として受け入れましょう。1/60以下はムラも出ず普通に使えます。
修理のしようがあるのかも知れないが、他の機種でも同じ傾向があるのと、それ以外に不具合のない綺麗な機種なのでそのまま使う事にした、そのため今回修理無し。

 


Fuji リアラ エース 100
Pentacon 29mm f2.8 ボディーはPentax SPF

中景良いです。逆光ぎみですが文句なしです。暗部も潰れにくい。 近景、開放、厳しい条件ですが悪くありません。ピントに芯があります。 遠景、まあまあかな。

 

 



Modern Classic Camera |Classic Camera TOP||レンズ編カメラ編


|Orio HP TOP|