7/9 リベンジを誓った梓鉱山、すぐにリベンジをする日は来た。やはりここは、有効に時間を使うため湯沼鉱泉に一泊し、梓と大深山2産地をねらう作戦に出る。前回メンバー、ワタナベセンセ、秘境近藤さん、プラス人間削岩機となるべく愚息エンジンを加え、十分な休養を取って出撃!
中央道は渋滞なく、現地には10時頃到着、湯沼鉱泉で入山料を払い、道も迷わず梓鉱山へ

今回は山のベテラン、秘境近藤さんに先陣を切ってもらい、難なくベスブ石の露頭まで到着。頭上でハンマー音がする、先達がベスブ石露頭を掘りこんでおられた。周辺の様子をうかがい、ちょっとベスブ石を採取して、左に巻き松茸水晶ズリへ・・・ここもちょっとだけふるいをかけてみるが、さしたる成果もなくお昼とする。

次は前回、見逃した緑水晶のとれる場所の探索と、川端下の水晶鉱山をめざす。1時間ほど峰伝いに踏み分け道を歩くと、金鉱跡地のズリを発見、しかしここはしばらく人が訪れた気配がなかった。表面には透明度が高い石英が転がっている。表面探査にさしたる成果がないので、先に進み、30分ほどで川端下発見。広いズリが広がり、あちこちに掘り返した跡がある。荒れてると言えば確かに、荒れているか。愚息エンジンは発見した石英脈のある隙間にとりつき、とりあえずたたいてみる。

小雨の中、表面探査すると不透明で大柄な水晶は、けっこうあるが、あまり採取意欲をそそらない。とりあえず、試掘跡に入りガンガン壁を叩いてみる。15時頃、雨が激しくなってきたので、撤退。ともかく良く歩き、この周辺の構造がわかったことが今回の成果?個人的には金鉱跡が非常に気になった。

湯沼鉱泉に帰り、温泉につかる。いやー温泉は良いなー!鉱物探査のあとの温泉と、ビールはやみつきになりそう。ビールを飲みながら反省会、と翌日の作戦会議。あてにならない気象庁の予報ははずれ、翌日は午後には晴れそうなので、湯沼鉱泉の社長さんに教えてもらった近場の大深山にぼちぼち出撃と決定!

湯沼鉱泉の夕ご飯はうまかった。長野はスキー宿とビジネスホテルの、凍ったマグロと歯切れの悪い信州蕎麦という悪イメージがあるのだが、ここは地場の物を中心にしかもどかどかと豪華で、大満足。疲れと酔いで、9時には就寝。翌日ゆっくり起きて、朝ご飯のあと、付属施設天然水晶洞を犬の先導で見学。

予報ははずれ、午前中から雨は上がったが、大深山はすぐ近くなので、湯沼鉱泉の社長さんからいろいろと周辺の事情を聞いたりして、10時頃重い腰を上げる。

大深山は、戦後すぐ褐鉄鉱を小規模に採掘していたとのことだが、坑道の中では小さいが、双晶がとれる確率が高い、という地元及び湯沼の社長さんの情報を得ていた。

キャベツ畑にほど近い踏み分け道を、入り込む。近くの導水管を設置した際にも、水晶が出たとのこと、地元の人の話では、家を新築するため、裏山を整地していて水晶がでたこともあるらしい。実にうらやましい地質である。

ほどなくズリを発見。このズリが真新しく見えるのはなぜ?梓より年代は古いはずなのだが?草木も生えていない?ズリを巻き込むようにして、坑道入り口に向かう足取りも軽い、秘境近藤さん。

坑道入り口は狭いとの話だったが、狭いのは入り口が上部の表土で埋まりかけているからだった。事前情報をしっかり集めてたっあたので、ちゅうちょなく入坑。中は広い、多分湯沼鉱泉の社長の物?と思われる脚立等が設置してある。

教えてもらった通り、母岩の石英はむちゃくちゃ堅い。愚息エンジンは褐鉄鉱に覆われた酸化帯(少しもろい)をねらいハンマーをふるう。見た目は冴えないが結果的にはこれが成功だったようだ。

見た目の美しさに惑わされやすい、欲深い私は、小さいがびっしりと透明水晶がある、黄鉄鉱脈近くの石英脈中の晶堂をねらう。しかし・・タガネが歯が立たない!削岩機この辺で売ってませんか?

ワタナベセンセも堅い母岩に、苦労。秘境近藤さんは、篩いがけを試みるも、特に成果ないため、壁面のハンマーがけに専念。堅い母岩に苦労しながらも、それぞれそこそこの成果を得た模様?右、母岩が堅く先達も崩せぬ晶堂

坑道はかなり奥深くまであるのですが、水がたまっておりちょっと奥に行く勇気は出ない。今回も入り口付近でちょろちょろ採取ですが、それぞれ小さいながらも双晶のかけらは手に入れることができた。坑道口前のズリ山山頂で、荷物と採取品を整理しながら次回作戦会議、次は・・・・山深い産地、、小川山をめざす。

05/10追記
大深山:水晶群晶
針のような小さな群晶はあるが、岩盤堅く取り出すのは非常に困難。 写真は直径約20mm
  大深山:日本式双晶
褐鉄鉱に覆われていて気がつかなかったが、写真撮りのため褐鉄鉱をはずしてみたら、15mmほどの小さな双晶が中に隠れていた!うれしい。

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