車横付けの産地は、楽だけど探検のおもしろさが無いなー。産地も荒れるし、少し険しい所にあった方がありがたみも増すような気がする。水晶峠はそういう意味では、適度に行きにくい産地で、登山道を1〜2時間歩かなくてはならない。女子供でも行ける、と言うのは少し正しくないな、正しくは「運動不足のオヤジにはかなりきつい」。

 時間を有効に使うために、金曜の夜に金峰山荘に前泊した。今回のメンバーは、Wセンセ、補助エンジン(次男)、秘境Kさん、私。決算で参加が危ぶまれていた、秘境Kさんは、11時30分頃スーツ姿で山荘に登場。うーん神田の一杯飲み屋でタキシードの人を見たようなインパクトがある。ちなみにWセンセもスーツで乙女鉱山の断崖に取

りついたことがあるらしい。よい大人はまねをしてはいけません、人格を疑われます。メッシュ予報で当日は前線の谷間に入りここだけは晴れか曇りと予想して決行したのだが、川を2本渡るので雨での増水が心配。夜が明けると、雲間から日が差し予想通りの天気、昨晩の雨量もたいしたことはなく、喜々として出撃!。途中真新しい鹿の死体や、野犬などこの地域の食物連鎖の様子を垣間見ながら林道を登山道の入り口まで車で登る。登山道の入り口は小さな広場で車数台が駐車できる。到着すると早速広場の敷石をチェックしウオーミングアップする、秘境Kさんと補助エンジン、彼らは鉱物ハンターの鏡です。

 荒川沿いにある登山道の始まりは、林業用トロッコ道の跡を下流に向かっていく軽快な道。廃線マニアの人にもお勧め?地衣類が多く道はふかふかと気持ちよく、森林浴には最適なコースだ。

途中トロッコの軌道跡からはずれ、荒川に下りる。登山道なので目印がたくさんつけられていて迷う可能性は低いだろうが、途中にはなんの道かわからない古い踏分道、獣道?がたくさん存在している。

早くも紅葉の始まった荒川渓谷の水はやたら冷たい、いつもよりは増水しているらしく靴を脱いで渡河。冷たさで足がしびれる。次に枯れ沢を渡り、急な登りを登り終えると、いよいよ水晶峠となる。途中の岩盤、木の根などが雨で滑る。靴は、登山靴より滑りにくいウオーキング用が良いかもしれない。

途中木の根っこと岩盤で滑りながらも、水晶峠に無事到着。鬱蒼とした森の中で、看板の前でふつーに記念撮影。帰りも、滑る道に少々苦労しながらも無事帰還。日頃の運動不足も解消されて、良かった。水晶峠ハイキングはこのようにして無事終了。
 

よい子の皆さん以外は、これ以降は進入禁止です。特に、乙女鉱山にゲート脇から侵入したお馬鹿なRAV4の人とか、(うちのRAV4は一昨年自宅駐車場から盗まれました、お見かけの人はご連絡下さい)、ゲート壊しちゃったオヤジとか、木の根っこ掘りまくる人、ツルハシ、シャベル持ち込むアホな人は見つけたら通報します。

というわけで、水晶峠のズリは看板のすぐ裏なので、隠しようが無くすぐ見つかるだろう。左の写真のように石英と小さな水晶片が散らばっている。ここは、どうも露天掘りされていたようで坑道はこの周辺には見かけない。表面のズリは、比較的新しく先達が掘り返した古いズリのズリ(ややこしい)のようだ、土を少し掘り返すと、表土の下にやや大きめの石英塊を含むズリの層がある。掘り返しても労力の割には報われないようで、ズリのズリを表面探査した方が、効率はずっと良い。ここでは山入り水晶がポチポチと見つかる。産地はあまり荒れた感じはなく、倒木

や、ゴミも少ない。右はこのズリのズリから出てきた、山入り、インクルージョンあり。(補助エンジン採取)しかしここには大きい石英塊がころころころがっているのだが、それがどこから来たのかわからない。この周辺には露頭らしき物は無い。ずっと地中深くに母岩があるのか?

左:まりも入り。丸い小さな粒が入っている。


右:平行連晶

まりも入り。
この周辺からは、緑水晶、まりも入りがよく見かけられ、山入りは見かけなかった。バッタリ鉱山はここか?

この水晶峠周辺はかなり広い範囲に渡って、ズリが認められる。ぶらぶら周辺を探検していたら、稜線に沿って何カ所も掘り込まれた一画を発見。まりもや、緑水晶がズリから出てきた。ここでは風化した石英を主体とする土を先達は掘り込んでいる。この下から石英塊が出てくるのだろうか?登山道の途中にもズリの層があり、これは相当広い範囲に渡って水晶峠鉱山は広がっていたように思える。
ん?途中の乙女鉱山はどうなったか教えろ?柳平集落出口に入山禁止の立て札あり。ゲートの鍵も丈夫になったような。ともかくよい子は無茶をしないように!

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