2006年3月11日 伊豆 河津浜の金
一攫千金・春の夢


 水温む春到来!といっても関東以北の鉱物産地は、雪に閉ざされ5月以降にならないと入れないところが多い。そこで予行演習をかねて、暖かい伊豆半島で金探しをしてみることとする。伊豆は大小20あまりの金山、銀山跡があり、稀産鉱物を産することで有名な河津鉱山や、観光鉱山の土肥金山などがあり鉱物マニアにはおなじみの場所だ。3月上旬はちょうど早咲きの河津桜の季節でもあり、桜見物がてら、一攫千金金塊探しに出かけることとする。参加者はWセンセ、秘境Kさん、愚息エンジン、と私のゴールデンカルテット?
伊豆は早くも春本番で暖かい、途中の道路脇には、河津桜が見頃で、目を楽しませてくれる。
河津浜・菖蒲沢海岸大きな駐車場もあり、車横付けの産地。有料駐車場だが聞いたところ、オフシーズンは徴収していないとのこと。小さな港のある方の岬の反対側(歩いてはいけない)にはモルデン沸石があるらしい。港の西側ダイビングスクールの前は、石英塊がゴロゴロしていて、海岸はたくさんの石英の小石でできている。ここも5月以降は混むのだろうが、今はダイビングの人がちらほらいる程度で閑散としており、黙々と小石を拾い上げ、時々奇声を上げる集団を怪しむ人もいない。海岸の石を片っ端から拾い上げてみるが、今一こつがつかめず、金は?どこ?
海岸の石英には、小さな水晶がついた物がたくさんある。これはこれできれいなので、形の良さそうな物を探してみる。大きな固まりは、力の有り余る愚息エンジンを人間破砕機にして割ってみた。そのうち、Wセンセが波打ち際で水に濡れた瑪瑙状の小石の中に小さな金色の粒を発見。石は濡れている方が、金の粒が発見しやすいことに気づく。波と戯れながら、黒い筋の入った瑪瑙状の小石を拾う怪しい集団となる。こつがわかると、簡単ですぐに金粒の入った小石を拾うことができた。夏は海水浴でにぎわうこの浜辺だが、金鉱石の上で甲羅干しができる贅沢な場所だ。この大量の石英塊の出自は不明でどこからきたかわからない。
昼を過ぎると、太平洋上の低気圧のせいで風が強まり波がいっそう高くなったので採取は早々に引き上げ、下田に向かう。

下田ではケーブルカー乗り場の近くで、お昼を取ったが、ラムスデル鉱のある寝姿山には向かわず、そのまま土肥金山へ、
ちょっと展示の人形の首が変だったりするが、坑内風呂の展示には裸の女性の人形をあしらえるなど、一般人の興味を引くための苦労に満ちている。ま、展示物の質は湯沼鉱泉のオヤジの勝ちだな・・・
昭和40年まで、採掘されていた坑道は比較的広いので、観光用に改造するのにはうってつけだったのだろう。坑道は総延長100Kmにも及ぶとのこと、砂金のパニング実習は、かなりの人気イベントで結構な人たちが大きな部屋で講習を受けていた。世界一の金の延べ棒も人気で、一応さわれます。金には、やはり魔力とも言える魅力があり、観光鉱山は金鉱山が多いのも頷ける。個人的には、河津鉱山を観光化して1日採取権とかで入場できる用にしてくれた方が面白いのだが・・・

河津浜・菖蒲沢海岸
小さな水晶のついた石英塊はたくさんあった。水晶の粒は大きい物はみかけない。
河津浜・菖蒲沢海岸
瑪瑙状の小石に黒い筋(硫化鉱物)が入った物が有望。断面を研磨剤で磨いてみたら、金の粒(金と銀の合金)がいくつも見えるようになった。

 

 

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