2006年8月27日 新潟 赤谷鉱山跡
狭いが奥が深い赤谷


 新潟県北部の山形、福島県境は訪れたい鉱山跡が、たくさんある。そんな新潟北部、胎内市に毎年8月に出張があるのだが、これは夜のお仕事なので昼間は移動時間を除くとやることはない。今年は夜中に終わり、車中泊だったので、早起きして赤谷鉱山と三川鉱山あわよくば持倉鉱山あたりまで足を伸ばしてみる計画を前日に立てた。地図は車のナビ任せ、今年は鉱物ウォーキングガイドを持っているので、昨年のように三川鉱山を見逃すような失態は無いと思う、多分・・。今年も来ることがわかっていたのだから、事前準備をしておけば良いのだが、いろいろと妄想だけが広がり前日にならないと行く場所が決まらないのだ。
 ナビの指示に従い、なぜか混んでいる新発田市内を通って、加治川をさかのぼり、赤谷鉱山へ。タンカル採掘は続いているようで、旧選鉱場・タンカル置き場や事務所の様子は昨年と変わらず一安心。選鉱場跡はだいぶ草木が茂り始めた様子。さらに奥に進み道が一段細くなる手前右手の沢筋に入ると、封鎖された旧抗と鉱山専用軌道の鉄橋がある。鉄橋先の沢は人工的に小さなプールとなっている、多分鉱山施設の名残だろう。いやー暑い夏には生き返るような冷たさで、沢の水で顔を洗ったり、涼みながら朝食を取りすっかりピクニック気分!危うく本来の目的を忘れる所だった。
この近辺で小さな水晶が採れる、との不確かな記憶でうろうろしてみる、確かにいかにも出そうな雰囲気の所はあるのだが、未発見。あとで確認したら、左写真の抗口裏手の山の中らしい。ここでとりあえず十分な生気を養い、さらに奥地へと今回は車を進めてみた。いくつものトンネルを抜けると、加治川に鉱山専用鉄道の大きな鉄橋がまだかかっていた。廃線マニアにたまらない風景かもしれないな。途中怪しい地形は続く、鉄橋の見える橋の付近からいくつかの道の跡がある、多分旧抗に続く道なのだろうが今回は手ぶらなためパス。
鉄橋を過ぎ巻きながら上がる途中に、怪しい地形を発見、ガサガサと入って行くと大き目な岩石が転がるズリがある。ちょっと見たがたいしたものはなさそうなので、さらに奥に進むと、ついに加治川ダムのダムサイトが見えてくる。けっこう立派なダムだが普段は水がない、洪水になりそうなときだけ水がたまるらしい。増水時には湖底になる所は公園になっているが、夏休みの日曜日なのに私以外はいない。ダムの駐車場には登山の人達の車が10台ほど駐車されていた。ダムマニア、鉱石マニア、廃線マニアより登山マニアの方がたくさんいるという当たり前の事実を確認。(ジジババだらけだが)
そう言うわけで、結局今回はうろうろとして終わり。心は三川鉱山の紫水晶に飛んでいたので、さっさっと見学をして一路三川に向かう。

 ごく最近まで、稼働していた鉱山なので鉱山施設がまだ元気に残っている。標本採取は、現在のタンカル置き場裏で十分よいものが手にはいるが、鉱山は広いのでまだまだ面白いところがあるようだ。こんどはじっくり攻めてみるか?

 

なし!

 今回採取鉱物無しのため、鉱物マニアに役に立つお話をする。先日、家族で温泉に行った。水上温泉、ホテル水上館で水晶風呂がある。まあ、風呂にブラジルのでかい水晶が置いてあるだけなんだけど、このホテルの下流の河原で昔小さな水晶のついた石を拾ったことがあった。そんな由来でもあるのか、そう言えばこの辺に金山があるという話は聞いたことあるな?などと思いつつも無事旅行は終わった。最近、水上の小日向鉱山の記述を見る機会があった、曰く「小日向鉱山は、ホテル水上館の正面入口の東斜面の山で、そこからズリが見えます」・・・見えませんでした!絶対みえませんでした!。水晶風呂の謎は解けたが、またしても産地を目の前にして、しかも今回は目の前で一泊までしちまった!・・・関連地名や産物に要注意!旅行に行くときはしっかり下調べをしましょう!

 

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