2006年9月9日 足尾 鉛沢
鉛沢は一日にしてならずぢゃ!


 最近一部の掲示板で紫水晶の新産地?が話題となっている鉛沢だが、誰も場所を特定できず、ガセネタ?。K隊長は2回、Wセンセは1回新産地捜索を実施するも紫水晶は救出できず空振りと終わる。うーん、話の出もとが怪しいところだし、どうなんでしょう? 今回新産地探索の勢いで、2人とも旧鉛沢産地は行った事がないため、筆者を含めて旧鉛沢を見学、その足で新産地を探す計画を立てる。旧鉛沢は、セミプロの方々がかなり荒らし、木も倒れているとの情報で、そんなに人が入っていれば現地もすぐ見つかるでしょう、ということでほとんど下調べもせず、K隊長の下お気軽モードで出撃!

落石多し!
いやー!不思議な地形!
庚申山一の鳥居
 天候も回復して、お散歩気分で林道を1時間ほど歩くのだが、途中昨晩落ちたと思われる落石がゴロゴロある。この落石にも水晶がついているものがあり、この産地の奥深さを感じる。さて、庚申山参道入口のところまできたら、谷を下り庚申川を渡るのだが、んん!「隊長、どの沢だかわかりません?」そうなのだ、沢の入口は人の入った気配が無く、何本かある沢のどの沢なのかさっぱりわからない。「あ!この沢、石英落ちてます。」「よっしゃこれだ!」って、斜度30度以上ガレガレ、ほんまでっか??しかしひたすら直登するK隊長、Wセンセ。どこまで行っても様子が変わらず、落石の恐怖と戦いながら引き返す。
庚申川はけっこう水量がある
斜度30度以上、足下ガレガレ、こんなきついとこなんすか?隊長! でもね、ズリ石らしき石英がころころあるんだよね!

 「隊長!この沢にも石英が!」「よっしゃこんどこそこれだ!」って水量多すぎで、沢足袋ないと直登出来ません!K隊長は沢足袋に履き替え直登、Wセンセと私は巻き道を捜す途中、水晶を含む石英脈を発見、「よし、この脈を追いかければ!」・・・あれ?坑口がぽっかり口を開けているんですが?試掘鉱とは思えない、立派な抗口だが何の用意もないため、パス。足下は、ズリなんだか、ガレなんだかもう区別がつかない。うーん、いよいよ核心近くか?しかし抗口の話は聞いたこと無いぞ?沢と平行する山の斜面は石英を含むガレ、ズリ?峰伝いにひたすら登り上方であろう鉛沢のズリでK隊長との合流を試みる。

隊長私ら、沢足袋持ってません!
こっちにもガレ沢あります!
庚申川滝壺でうちひしがれる
 峰伝いに登ると、小さな水晶がついた石英がぽろぽろと落ちている。ぜんぜん踏分道のようなものはなく、ガレガレの斜面、一歩間違えるとちょっと危ない。相当登ってもガレは変わらず、石英もある。どーなってんだこの山、まだ上方で採掘してズリを斜面に捨てたのだろうか?峰より沢を望むが、それらしい地形はなく、K隊長との合流のため、下りながら斜面を庚申川上流方面に巻いてみる、急斜度とガレで足下がおぼつかず、落石もあり、下りはやばいです。何本か枯れ沢はあるのだが??途中K隊長と合流するも、隊長も発見できず。ついに時間切れ、庚申川にもどり滝壺でうちひしがれたのだった。K隊長ついに鉛沢3連敗!


 鉛沢は、明治時代から昭和20年代にかけて銀を採掘していたとの記録がある。大規模なものでは無かったと思われるが、今回みた坑道は大きく、明治時代のものとは思えない。足尾銅山がすぐ近くでもあり、戦後古河が、銅、銀、金を目的に探鉱を行った事は十分考えられる。山の斜面のあちこちにズリのような白い石英が散らばっているのは、標高の高いところで試掘もしくは、採掘したのか?今回紫水晶の出るズリには行きつけなかったが、トラップだらけで楽しめた、トラップは向山以上だな。でもな、今回下調べ不足が最大の敗因、甘く見てました鉛沢、次のリベンジをかじか荘の露天風呂で誓う3人だった。

 

無し!
 
昔、柔ちゃんのおじいちゃんがよく言ってました「柔の道は一日にしてならずぢゃ!」
 

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