皆様、紫水晶の鉛沢には最近行かれましたか?我々は情報戦略の甘さから、前回、未達という不名誉な結果と終わりました。
その後K隊長中心に必死の情報収集と現地探査の結果、おぼろげながら庚申川沿いの産地のイメージがつかめてきた。まあ最近は、鉱物採取と言うよりは、探鉱探査という色合いが強くなり、産地を突き止めることが至上命題となりつつあるような我々だが、結局メンバーの誰も紫水晶の産地には到達していない。K隊長指揮の下月末大捜査を計画したが、その前に先遣隊としてT家父子とW隊長代理を送り込むこととした。

好天の秋の一日→

←うーん川の水はぐっと冷たくなった。渡河はつらい

 先遣隊の役目は、K隊長の収集した確かそうな?情報の確認と、現地での同好の方々、原住民の皆様からの聞き込みである。とりあえず午前中は新産地?という噂の地域を探索してみることとする。ここは、すでにK隊長、W隊長代理でかなり探査を進めた地域なので、未探査地域を中心に新たな情報を加味して3人で探査を進める。試掘跡と思われる場所、小規模なズリなどを発見するが、それらしいところは無いなー、ここは石英片はほとんど無く、黒い母岩(蛇紋岩?)の破片のみが目立つ。

試掘跡?→

 石英の転石あるところに、水晶ありということで、枯れ沢の転石に注目しながら山を巻いてみる。ところどころズリ石?という場所があるが、石英らしきものが無い沢は深追いせず次の沢に進んだ。結局ほぼある標高以下の場所はほぼすべて見て回ったつもりだが、無いなー?やっぱガセかな?人の入った気配も少ないし、聞き込みできる相手もなし。まっここは月末大捜索で決着をつけることとする。

 のんびりと昼食を庚申川河原で取り、風邪で体調不良のT家Jr.を車に残し、W隊長代理と私でいわゆる鉛沢をめざす。ってどの鉛沢?情報大混乱なのであとでこれはまとめよう。とりあえず紫水晶が採れる鉛沢。ここはK隊長の別働隊が最近到達し、確からしい情報をいただいていたので気楽に出撃。しかし、参道から庚申川まで下りる道はところどころ崩れておりちょっと危険!。道を踏み違えると真っ逆さま庚申川に落ちて多分死にます。この道の途中バールをステッキ代わりに使う同好の方にお会いして、いろいろと情報を教えていただく。この日は良い天気のためか3人ほどの方が現地にいました、とのこと。

 庚申川は沢登りのメッカでもあり、その方面の方々も多い。川の水は非常に澄んでいて水温が低く藻が少ない。さて、庚申川の河原まで下りたら、本日2回目の渡河。すでに水が気持ちよい季節ではなく、低温のため足がしびれる。渡河したら水流のある沢を沢沿いに登る。小さな滝は崖際を迂回するなど、なかなかスリリング、一歩間違えればカタクラの隊長さんのように大けがかもというところなので中年デブにはきつい。ほどなく、ガレガレの現地に到達!ズリは小規模なのですでに、かなりシャッフルされているらしいが、大穴が空いているわけではないので見た目にはわからない。

ガレガレの石は鋭いので危ない、気がつかず手を切っている→

 シャベルでズリ探索中のベテランらしき方と情報交換、「ある時期根こそぎ持ってきますの方々が暗躍してから、相当広い地域を当たってももうあまり出ません。」とのこと、確かに5cmクラス頭付は絶望のようだ。極小さい物はぼちぼちというところか。ついでに新産地の情報をお聞きするも、「紫はここだけです、それはガセ!」きっぱり!
うーんガセかもしれません、ここにすら到達せずひたすら新産地を探すK隊長危うし! 時間もあまり無いので、W隊長代理とズリに取りついてみるが、無いねー。私は園芸シャベルなので途中から沢水篩い掛けに切り替える。記念品を一個採取して撤収!

木倒れてますが、目印にはなりません→

←ズリを掘り込むのですが・・・

とりあえず産地に到達したし、取れないし、道危険だし、もう来なくて良いか? 先遣隊としての目的と、K隊長のことなどすっかり忘れてうそぶく先遣隊だった。

紫水晶・アメシスト
頭欠けのこんなモンでも、宝石の風格があるなー。上品な紫色が魅惑的。園芸シャベルで2時間ほど粘った結果がこれ一個です。ズリはそろそろ絶産かもしれない。

産地のまとめ
1. 鉛沢という沢のある場所は、庚申川、一の鳥居の対岸にある。ここは銀を採掘していたものと思われる。坑道もあり山全体にズリと白い石英塊、水晶(透明)が散らばっている。ここは、
紫水晶の採れる鉛沢とは違う場所。

2. 紫水晶の取れる鉛沢
沢の名前は本当は違うのかも知れない、参道から庚申川を渡河した所にある支流。極小規模な試掘跡と思われる。露頭を崩したズリの中に紫水晶があるが、
ほぼ取り尽くされた感あり。

3. 紫水晶新産地?
うーんどうかなー?
実在するのかどうかわからない。いろいろ嗅ぎ回ると臭い場所だらけで、庚申川沿いにはまだまだ何カ所もあるだろう。参道の落石の石にも水晶がついているくらいだから。

 

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