すっかりホームグランド化しつつある向山鉱山だが、調査隊の目的である過去の産地の再発見には最適な小規模水晶坑道が、名前のある物だけで17個もこの山周辺に点在している。我々には実においしそうな山なのである。しかし過去に3箇所を確認してはいるが、いずれも簡単には到達できず、他の抗口は地図を確認する限りさらに困難を極めそうな地点ばかりではある。まあ、現地の紅葉も今は良さそうだし下見がてらぼちぼち期待せずに行ってみるか?とWセンセと出撃。

←今回目的の?紅葉はまさに見頃の時期。平日なので昇仙峡はジジババ(私ももうすぐです)でごった返す。
→山奥深くひっそりたたずむ黒平の集落。

 いつも大変お世話になっております。ということで、黒戸奈神社にお賽銭を上げ、本日の調査の無事を願う。この心がけが良かったのか?いきなり水晶発見!神社の境内の手水場にさりげなく大きな水晶塊が突き刺さっている。さすがと感心する事しきりの調査隊だった。さて、黒戸奈神社を後にして、目的地に向かう道すがらも紅葉が目を楽しませてくれる、お得な探査日よりとなる。

→さすが黒戸奈神社、境内には水晶が突き刺さる手水場がある。ここのご神体はかつては1mほどの水晶だったのだが、江戸時代に焼失してしまった。

←目的地までの荒川周辺は、紅葉の盛りだった。

 半分下見のつもりだったが、荒川の渡河が偶然?うまくいくと、俄然張り切る調査隊、沢筋にお印である石英片が点在しているので、それを追いながら沢を詰める。途中の道筋には風化花崗岩の露頭などあり、いかにもの地形。最近嗅覚も発達したのか?地形と転石を見て怪しい場所を嗅ぎ分けている。小さな沢筋には透明な石英片が見られるので、それを追いついにそれらしき地形に行き当たる。落ち葉の下にころころと石英片が転がる、ズリらしき地形に到達!

↑こ・これは?何でこんな所に?

←多分ズリですが、不思議なことにズリ石が表面浅いところにある。

この時期の渡河はつらい!この日は偶然取水のため行きは渇水、帰りは増水!うーん危うくずぶ濡れの危険は回避。

→うへー!超怪しい風化花崗岩の露頭。でも違うなここじゃない。

ズリ地形は、沢筋の岸壁を上がった所にありWセンセは、頭付の小さな水晶片などを拾う。落ち葉の下にすぐ転がっているが、植林で黒土も厚いはずなので、本来のズリから最近落ちてきたものと思われ、抗口は段差になっている崖の上らしい。しかしここで、雨!この日は寒冷前線通過が予告されていたので、後ろ髪を引かれる思いで現地を後にする。

 意外と昇仙峡周辺には温泉がない。甲府の郊外まで下りて積翠寺温泉・ホテル要害に行ってみる。甲府盆地が一望できる、露天風呂は道路から丸見えのその開放感が良い。入浴料700円、この日は平日なので貸し切りでゆっくりとつかれたのも良い。お湯は、ちょっとカルキ臭が強いかも知れない。で、結局この日は、雨は一時的ですぐに上がり又も気象庁にだまされる。しかしズリに到達できた調査隊は、すでに次回の探査の妄想で頭が一杯なのだった。

 結晶質の石英、水晶とは呼びがたいが、トッコ穴等他の向山のズリ石とそっくり。ここは透明な物が多いような気がする。

 ズリにあった、透明な石英片。この手のかけらが比較的表面近くにあるので、多分抗口がこの上にある物と思われる

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