マンガン鉱物の旅2日目、久良沢を撤収した探査隊は、W隊員の資料に従い、柏尾川、発光路集落近くの鷹ノ巣鉱山を探査することとする。鉱山名は所有者が変わると名称変更されたり、稼働される時期で変わったりする、鷹ノ巣鉱山も宝沢鉱山、発光鉱山などとも呼ばれていたようだ。この地域のマンガン鉱山は小規模な物が多く、経営者も名前もよく変わったようだ。

粕尾峠を越えて、発光路集落に入る辺りで林道にはいるのだが、入口がどこだか今一はっきりしない、うろうろとしていると、原住民の方が、声をかけてきたのでしばらくお話を伺うと、マンガン鉱山はこの山の向こう下った所だよ、とのこと、最近東京の偉いセンセが、めずらしい石の調査にきなさった、そうだ。

調査にきなさったのは、上野の大本山の方々かと思われる。めずらしい石は、・・・マンガンパイロスマライト・・またかよ・・世界に9カ所しか産地はないそうだが、そのうち2カ所を本日、回ったことになる、あーでも多分この石の産地増えるな。そうこうしているうちに、山の向こう下ったところだよ、に到着、鬱蒼とした谷間で昼間なんだけど暗い!

暗い谷間におそるおそる降りていくと、おお!結構立派な抗口、抗口跡が数カ所見え隠れする。抗口周辺には鉱石や、露頭もある。しかし暗い!探査したのが午後なので日が遮られ足下がおぼつかないほど暗く、採取もままならない。

暗い谷間を降りきると、通洞抗とズリ、小川がある。通洞抗は最近入口を塞いだような跡があり、見ることはできない。ズリは多くは無いが真っ黒なマンガン鉱物でできたものらしい。光が入らず暗い谷間なので、綿密な探査はあきらめ、鉱石らしい石を数個採取して終了!

資料では、鉱石中には黄鉄鉱は見られずバラ輝石の集合体には、黄銅鉱が少量の石英と共に産するとのことなんだけど、採取した鉱石は石英、黄鉄鉱8面体結晶(1mm位)、バラ輝石の塊が仲良く共存しているように見える。

|鉱物資源探査|


|TOP|