隊員W「うーん最近、水晶峠、紫、出るらしいですねー」隊員T「そうらしいねー、でもなー場所がわかんないんだよね、なにせうちの探査隊員はどこの鉱物団体にも所属しないし、会員とも接触ゼロの3匹オオカミ?だから産地は独力探査しかないんだよな」W「でもこの辺かなーという臭いはしますよねー」T「うーん、悪しき集団採取隊の写真を分析すると・・・まあ、そう遠くはないような」W「ただ森の中迷うのはちょっと・・・」T「あ!それはね新兵器入手したので多分だいじょうぶ!、まあだめもと、嗅覚とGPSだけで探査してみるか?」というわけで、噂の水晶峠新産地探査に出撃となった。

まあしかし、こんだけ目的地にあてのない探査もないよなー、と思いつつ、中央高速を飛ばしていつもの登山道へ、まずは臭う森の中を彷徨してみる。探査の基本は、踏分道跡、試掘跡、鉱物落とし物、である。しかしこの森、鹿の密集地帯で、立派な獣道がそこかしこに広がっているのだ、踏分道との区別はつかない!ついでに猪もわんさかいて、そいつらの試掘跡(砂浴び場)がいくつもあってこれがまたまぎらわしい!で、地上には鉱物ならぬ鹿のフンフン落とし物がたんまり・・・・

鹿、猪による錯乱作戦で、まったく当たり無し、しかしまあGPSのおかげで自位置は正確に補足できるので迷う心配はなくこれは心強い。結局森の探査の成果は、山越えバイパスを発見したのみ。次に臭う場所へと移動してみる、周辺を捜すも成果無く、人の気配もなし、でまあ、もしかしていつもの通りもっと奥じゃない?

で、まあいつもの通りもっと奥でした。おお、皆様がカンコンされた跡が、穴が・・・ん?ちょっと変だなー噂では崩れた土砂の下に埋まる産地みたいなこと聞いたんだけど、ここは脈石を追って、岩盤に穴をあけてガマあてしてるんだけど。噂はもしかして敵?の撒菱、錯乱作戦にまんまとはままりW隊員は噂を信じてハンマー持たず出撃。うーんカンコンできない。

壁面見学をしつつ歩を進めると、谷底方面から、小さなコーン、コーンという国定公園破壊音が聞こえてきた。で、急斜面をのぞき込むと、あれまあ、欲望に支えられた人間の営みの偉大さとか、人の業の深さとか、まあそんな風なものに感心しつつ、大ズリとなった急斜面を降りてみる。

そこには、ご同好の方々3名ほどが稼働中で、崩れた壁面をホジホジしていた方を尋問すると、こちらで松茸状の紫水晶が採れるそうだ、しかしちょっと前(1年くらい前)からフィーバーしており、今はねー・・・ということで午前中の成果は小さな普通の水晶3本とのこと。

岩盤部にはガマも空くようで、谷底では1名の方が稼働中。しかしここは、川に向かって落ち込んだ急峻な斜面で落石ゴロゴロなので、大変あぶねえなー地帯である。とても稼働する気力はわかないし、まあ探査は成功、新産地到達したので、皆様のご尽力によりできたズリより数本の普通水晶を採集してさっさっと現地を引き上げた。

新産地を後にして、いつもの水晶峠に向かう。晴れたり降ったりで安定しない天気、訪れる人が増えたせいか道の整備が進んだ。荒川にも立派な橋がかかり、濡れる心配もなくなった。

この日も、数組の方、多分初心者の人たちがキャンピングテーブルを持ち込んで、ワイワイと採取していた。水晶峠看板裏のメインのズリは、浚渫が進みほとんど空爆あとだな。場所によっては、いつもと変わらず静かなところもあるんだけど、ずり周辺の山にはそうとうな穴が空いたのは確かだなー

いろいろあって、再度訪問、駐車場で原住民ナンバーの方と情報交換、なんと又新産地情報!ちょっと離れてるけど・・・水晶峠全貌が判ってくると、えれー広いぞこの鉱山!原住民の方は、その新新産地確認に今日行かれるとのことだった。我々は、いつもの水晶峠へ

写真は米軍の空爆を受けた、北ベトナムの密林、解放軍基地。ではない、上は自然の力によるもの、右は皆様のご尽力によりすっかり耕された水晶峠メインゲレンデ。

この日は、途中の目くらましズリにはだまされず、ただただひたすら上をめざして登ってみると!あったー、小さな尾根付近に坑道入り口発見!ただこれは潰れていたものを最近ご同好のどなたかが本格的に掘り返して抗口にあたったもののようだ。同様な窪みは周囲にいくつもあるので、掘り返すと坑道に当たるものと思われる。抗口はあまり大きくない、狸堀に近い大きさなので江戸時代のものでこの周辺がバッタリ鉱山なのか?この周囲もしくはさらに上、から出たズリ石がこの山一帯に広範に広がっているように見える。

帰りの温泉は、牧丘を降りた所にある「はやぶさ温泉」iPhoneがここが良いよと教えてくれた日帰り温泉。泉質は弱アルカリ性、ぬるめのお湯で源泉かけ流し。ここのお湯は飲料としても使われており、隣の工場で瓶詰めされて出荷している。露天風呂が特に広くて気持ちがよい、宿泊もできるので休憩室は広く、庭も良く手入れされていて、休憩室縁側から出て散歩もできる。

入湯料は、2時間まで600円、宿なので食事も可能、平日でも地元の方を中心にけっこうお客さんが来ている。地元の人の評判が良いと言うことは、まあ、良い温泉の指標かな。今回より項目別に評価して、採点してるので客観性が・・・あるわけないよな、でもここはお勧め日帰り温泉であることは間違いない。

ここの水晶は内包物と、山(ファントム)入りが特長。電気石、黄鉄鉱などの鉱物を内包する。新産地は松茸状が多いようだ。

武石、黄鉄鉱の化晶も多数産出する。褐鉄鉱(と言う名前の鉱物はありません)に置き換わっているが研究対象として分析、分類されたことはないようで正確な成分比はわからないらしい。

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