K隊員「そーいえば、向山の出穴行ってないですよねー」T隊員「うーん、行ったような、行かないような・・・」なにせあそこの周辺は、迷いまくって、偶然たどり着くばかりで過去に行った場所が何という抗口かはっきりしないのだ。K隊員「以前(2006/6)にたどり着いた穴はどーも神楽殿の水抜き抗じゃないすかねー?」うーん、たしかに最初の穴は小さくて、次のトッコ穴の方がでかくて神秘的だった。K隊員「出穴は、向山最大の鉱区で、もうちょっと標高も低いはずですよー」うーん、じゃあ秘密兵器iPhone GPSもあるから、指令!「今度こそ迷わず、出穴に到達せよ」というわけで、米アップル社のiPhoneに米GARAFA社(ユタ州にある、トパーズ山があるとこ)のGPS kit、米軍事衛星のおこぼれ電波を拾いつつ、技術立国日本と言う言葉がむなしい・・・という万全装備で出撃!

この日の天気は、快晴、遠方の南アルプスの峰は白く、冬の訪れとなり、この方面の探査シーズンもまもなく終了。黒平集落を過ぎると、クリスタルラインの通行止めの看板が出ていた、いつもより少し早い。雄鷹山を通る林道は、先般ご報告の通り当分の間通行止めなので、入口近くに車を置いて林道を歩く。

林道途中、大崩落壁面の宙ぶらりんの巨石塊が相変わらず、怖いが当分修理はしそうな気配がない、まあ通行止めで困る人はいないのでしばらくこのままなんだろうな。でまあルート取りをどうするか検討、いったん沢に降りて麓より直登ルートを取ることとする。まあ、後から考えると通行止めで、山頂からのアタックができなかったのが幸いした、多分山頂ルートからはたどり着けなかっただろう。

ソフトウエア帝国、米国製品に助けられつつ、麓より直登ルートを取る。抗口をマッピングしてあるのだが、位置にはちょっと不安がある。まあしかし他に信じる物もないので、GPS kitの現在地情報と地形図をたよりにルートを取る。マップはベースがグーグルマップなので、等高線地形図は頼りないなと思っていたが、現地で照らし合わせながら行くと結構、実地形を読める。小さな尾根、谷もなんとか判別できるので、今回は、ほとんど最短と思われるルートを取れただろう。

うーんさすがは、物作りは面倒なのでもっと楽して金儲けはできないのかと1日23時間考えるアングロサクソンの、この手のシステムは実に良くできている。トラッキングされたルートは、E-mailで送るとグーグルアースのトレースルートをはき出してくれるので、後ほどパソコン上の3D地形図の中に行程(時間軸もある)を再現できるのには、少々驚き。この手のオタク機材と軍事兵器は米国にはかなわないなーといつも思う。

まあ、そんなこんなしているうちに、沢には無事にお印(石英塊)を見つけ、ルートの正確さを確信しつつ尾根筋ルートを行くと、見下ろす谷に白い石英片らしき物が広がる谷をK隊員が見つける。

ほぼ、マークした位置に出穴のズリは広がっていた。

抗口もすぐに見つかる、坑道はでかい!なるほどここなら長さ100mの水平抗というのも納得である。楽々中に入れる、この付近は岩盤が固いせいか抗口も潰れることなく、他の穴のように水がたまってもいない。

抗口付近には、明治時代?の遺構もある、コンクリート側溝の砂利には石英塊がたくさん入っている。乙女鉱山よりこちらの方が産業遺構物としては適切だと思うんだけど、どうでしょう?山梨学院大学さん。

しばし、坑道に感心したあとは、肝心の水晶探査である。しばらく各々広いズリに取りつくが・・・1時間後撤収!なんもない、というか大きな石英塊や水晶の破片はあるんだけど、ズリには破片しかない。うーんやはり、噂通りズリはかなりの昔に取り尽くされているのかも、それにしても向山の中で一番、何もないかもしれないな。

それでは、近くにあるであろう他の抗口へ、GPSもあるし、と言うことで山を少々横断しようとしたのだが、これが、苦難のルートにはまってしまった。この山は、出穴抗付近から山頂にかけて、急激に急峻な地形となる。

尾根沿いに、けもの道をたよりに崖を巻いたが、これが結構メタボには苦難の道で、隊員T再び崖っぷち犬の思いをする。はいつくばりながら、登るも結果、崖を巻ききれず、山頂直下まで行き、神楽殿水抜き抗直下の沢口にようやくたどり着く。途中崖の上からはすばらしい風景も広がっていたのだが、堪能する余裕はなし。

帰りは、比較的降りやすい神楽殿抗直下の沢沿いに下山、途中この沢は、トッコ穴沿いの沢と合流する。そのルートは昔迷いまくった思い出深いルートなので、よ〜く記憶しており下山は難なくすいすいと行く。

結局結果としては、山頂ルートから出穴に行くのはちょっと難しい、その周辺は沢沿いの麓から直登した方が良いようだ、出穴、東隣?鰹穴発見できず、参考資料の坑道名称、位置は少々正確さを欠く部分もある。まあそんなこんなで、無事林道まで戻る。ん!で、水晶ですか?いつまでもあると思うな、親と水晶、だな。

帰りの温泉は、今回も甲府市の湯村温泉。前回は、文学の宿だったので今回は、祈りの宿ということで弘法湯を訪ねてみる。

湯村温泉は12の源泉があるとのこと、前回の旅館明治から100mと離れない場所にある弘法湯も源泉を持っているが、分析表を見ると微妙に温泉成分が違う。まあ、成分は時間でも変わるんだけど確かに硫黄臭は弘法湯の方がしない。泉質は文句なし、湯温はやや低いかな?湯船は狭いけど、今回も貸し切りなのでゆっくりとつかることが出来る。湯上がりには、お茶と、お菓子のサービス付き。外湯の料金は700円(宿泊湯巡り手形があれば、500円)うーん、良いねー、もう、カルキ臭とガキのうるさい公共温泉には行く気がしないな。湯村は、外湯が9軒あるのでしばらく楽しめそうだ。

露天はありません。湯船は狭いんだけど、貸し切りなのでゆったり。ロビーには、水晶(地元産?)がいくつか展示中。男湯の脱衣場には、仏壇あり!

あーまあ、お見せするほどの物ではないので、そのうち気が向いたらUPするかも知れない。

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