苗木地方は、古典的有名産地なんだけど探査隊とは相性が悪い。有名産地だから訪問記念が採集できればよしとはしたい。ということで今回は、じっくり産地を、ついでに新産地も、「中津川・苗木 設楽・逢坂 豪華1泊2日古典的産地を巡る夏休みツアーを探査隊3名フルメンバー+@で実施!

IMGP0366
IMGP0365

中津川には大学の同級生が住んでいて地元で理科の先生をしているので、彼に黒水晶産地について訪ねると、「いやー、わしら昔から身近に水晶なんかおったんで、こんなモンに価値があるとは知らんのよ、こんなモンどこにでもあるんとちがう?」とのうらやましいがなんの役にも立たない解答をもらった。

、そんなわけで初日は黒水晶で有名な「ちんの峠行ってみる。峠の入口、林道には真新しい登山靴が置いてあった、入山自殺というのはあまりないのでご同好の皆様がお忘れになった物だろう。林道はダートだが、4駆なので行けるところまで行ってみる。道はかなり荒れていて途中2/3行程ぐらいのところで駐車して歩くこととする。

IMGP0373
IMGP0367

風化花崗岩の壁を見ながら少し登ると、現地に到着。この山は松茸山だそうで秋は殺気立つ場所なので入山は避けた方が良い。現地では数組の先達がすでに稼働中。昔の抗口(途中から水没)などもあり、いかにも鉱山跡らしい雰囲気は残っている。

IMGP0374

初心者用の主な産地は、斜面に広がるズリ、なんだけど、これはもう本当に多くの人でシャッフルが行われた跡のようで、表面には何もない。ちょっと掘ったぐらいではまず何も出てこない。うーん、こりゃ終わってるかな〜?。それでも数時間かけて小さな煙水晶片を何個か手にする。

IMGP0371

あとは、試掘抗や周辺の壁でガマ捜しをするが、初めての産地ではそれは難しい。時間はたっぷりあるので周囲を探索、小さな試掘あとはポチポチあるけど、ごく小さな産地である事を確認。山そのものが風化花崗岩なので、林道からゆっくり歩きながらガマを捜すのがここは正解かも知れない。たいした収穫のないままその日は中津川のビジネスホテルに宿泊。

IMGP0376
翌日は 愛知県・逢坂の水晶へ

翌日もカラット夏晴れで朝から快晴!うーん、頭が痛い、二日酔いだ、昨晩は中津川在住の友人と痛飲。飲み過ぎたな。この日は、元気な他のメンバーと共に峠を越えて、愛知県・逢坂に行くこととする。

IMGP0378

途中には、古典的産地・田口鉱山があるのだが、ちんの峠の状態や各種情報から行っても無駄かもしれないと判断、かわりにダムの底となるために最近入山できるようになったという逢坂を目的地とする。なんとか午前中に現地に到着。急斜面の崖に真新しいズリ石がころがる小さな産地で、ズリを色々嗅ぎ回ってみると、小さな水晶の着いたズリ石がある。が、ごく小さな水晶片がたまに見つかるだけでこの中でめぼしい物の採取は見込めそうもない。

IMGP0379

急斜面の上には、ご同好の皆様がカチ開けた穴があって、ここでガマをあてて採取するのがここの採集方法らしい、元気なK隊員は壁に取りつきコンコンとガマを狙ってみる。しかしまあ、母岩が固い上にガマの頻度も少ないようで空振りに終わる。

IMGP0380

ズリ石の状態から、大規模な産地ではない、小さな透明度の高い水晶の密集する小さなクラスターがガマから産出するようだということが推測される。しかし、規模も量も水晶峠などには遠く及ばない場所なので、わざわざ遠くから通うような産地じゃないな〜。この日は夏休み最後の日曜日のため、親子連れハンターもポチポチ見かける。名古屋、浜松からほど近い場所なのでお子様の夏休みの宿題には良い場所かも知れない。

「中津川・苗木 設楽・逢坂 豪華1泊2日古典的産地を巡る夏休みツアー」を終えて。この地方の古典的産地は、訪問記念品の採取も難しくなっているのかも知れない。苗木地方には隠れた産地はまだたくさんあるようだ、が、通い詰められないと発見は難しいだろう。愛知県設楽地方も同様。まあ、相性と効率が悪いのでこの地域での探査活動は、当分自粛だな。

「長篠の戦い」は、織田信長・徳川家康連合軍と武田勝頼との決戦が行われた有名な戦い。この戦いで織田方は、馬よけの柵を設け、3000丁の鉄砲による攻撃で武田騎馬隊に壊滅的な打撃を負わせた。逢坂からの帰り道、近くを通るので、K隊員の希望によりこの史跡を訪れてみる。で、その場所がぜんぜんわからない、有名な場所だから観光地化されているだろうと思ったら、田んぼの中にぽつんと再現された柵があるのみ。戦いの決戦の場所は、設楽原(したらはら)と呼ばれる場所で、正確には「設楽原の戦い」と言うらしい。

車で5分ぐらい離れたところに、郷土歴史博物館があるのみ、田んぼの脇に再現された馬防柵がぽつんとある。案内板もないので場所はたいへん判りにくい。しかしまあ、信長の時代からあまり変わらないだろう風景の中にある再現遺跡は、雰囲気があってたいへんよろしい。

IMGP0382
IMGP0382

背後を突かれ退路を絶たれるのを嫌い、あせってここで決戦を選んだ勝頼の失策。ここから数百に減った手勢に守られて甲斐に逃げ帰ったとか・・・採取鉱物無しで落胆、帰路に着く探査隊、多分二度とこないような気がする苗木・設楽の旅だった。

IMGP0382

|鉱物資源探査|


|TOP|